
DESIGN TOUCH 2019 のテーマは「FUSION/融合」
デザインタッチは、「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに、2007年から毎年開催しているデザインの祭典で、国内外の第一線で活躍するデザイナーや注目のデザインが、ここ東京ミッドタウンに集まって、デザインの魅力や可能性を誰もが身近に体感できるイベントだ。 2019年のテーマは「FUSION/融合」。さまざまなものが飽和する現代において、一個人、一企業だけでは新たなものを生み出すことは難しい。だからこそ異なるものとの融合が、新しい発見の突破口となる。デザインと景色、サイエンス、遊びなどが融合することで生まれる価値を探ること。まさに「あそび×デザイン」を探求しているPLAY DESIGN LABの遊具がピッタリと合うテーマ。そうした経緯から、今回、様々なアーティストが関わって運営される屋外芝生エリアの展示空間「デザインの森」の一角を、PLAY DESIGN LABがプロデュースすることになった。
遊びのグッドデザイン
実はこのイベントと同時に、東京ミッドタウンでは、今年度のグッドデザイン賞の受賞展も開催されていて、PLAY DESIGN LABは今年度「PLAYRING」、「KAME」、「PLAY COMMUNICATION PROJECT」の3作品でグッドデザイン賞を受賞し、過去の受賞分も合わせると16作品の遊具がグッドデザイン賞を受賞している。「デザインのひろば」には、過去のグッドデザイン賞受賞作品の中から選んだ遊具で実際に遊んで、デザインを身体で感じることができる場所が作られることになった。今回「デザインのひろば」に設置された遊具は、次の5点。


深澤直人氏デザインの「OMOCHI」(写真上)と「BANRI」(写真下)
「OMOCHI」の詳細は > こちら
「BANRI」の詳細は > こちら


五十嵐久枝氏がデザインした「Seed」(写真上)と「ソフトドームS」(写真下)
「Seed」の詳細は > こちら
「ソフトドームS」の詳細は > こちら

PLAY DESIGN LABのデザイナー赤木あずさ氏がデザインした「KUMO」
「KUMO」の詳細は > こちら

一見、オブジェのような感じなので、何が置いてあるのか興味深そうに見ている大人をよそに、子どもたちは「これは遊ぶとおもしろい」ということにすぐに気づいて、のったり、くぐったり、すべったりと、抽象的な造形の中に自分たちであそびを発見していく。 ときには大人も一緒になって遊んでいる姿もあり、開催初日から多くの家族連れが、デザイン遊具の遊びを体験していた。 また、六本木という場所もあり、インターナショナルスクールの子どもたちや、海外から観光で来ている子どももたくさん集まり、言葉や国籍に関係なく一緒に遊んでいる姿が見られた。

今回のイベントによって、多くの方々に「あそび×デザイン」の可能性を感じて頂けたのではないだろうか。 PLAY DESIGN LABでも、さらにこの可能性を探求し、新たなあそびを発見していきたい。